女性の最適な加入時期
女性というのは、20歳代からは妊娠・出産時のリスク、30歳代から60歳代前半くらいまでは乳がんや子宮筋腫、卵巣腫瘍などの女性特有の病気になる可能性が年々増加します。
特に、妊娠、出産に関しては妊娠初期では、腹痛や出血などの症状、妊娠中期以降になると妊娠中毒症、羊水過多症、早産などの症状、出産にいたっては帝王切開など、リスクは多大なものといえるでしょう。
特に、帝王切開の件数は、母子の安全を優先したり、医療技術の発達によってここ20年で倍増しているというデータが厚生労働省より発表されています。
ですから、女性の最適な加入時期は、出産を経験する前の社会人になったタイミングや、結婚するタイミングとなっています。
女性に多い加入条件とは
一般的に、妊娠してから出産までの期間には様々なリスクがあります。
妊娠27週目までであれば、妊娠中でも保険に加入することが可能ですが、妊娠中に保険に加入する場合、ほとんどの保険会社で『特定部位の不担保』という加入条件がついてしまいます。
例えば、出産の際、「帝王切開娩出術」などを受けたとしても手術給付金を受け取れないなどの条件がついてしまいます。
また、過去5年以内に帝王切開等の手術を受けたことがある場合、加入の際の告知項目に「過去5年以内に入院・手術を受けたことがありますか?」という問いに対し「YES」と答えなければなりませんので、『特定部位の不担保』の対象となってしまいます。
女性の保険選びのコツ
女性の保険選びのコツは、できるだけ妊娠前にご自身の保険の加入を検討することをお勧めします。
数年前から保険業法が改定されたので、現在は妊娠中でも加入できる保険会社が増えてきていますが、加入条件は各社違いますので妊娠中に加入する場合は数社を比較するといいでしょう。
また、女性疾病特約の保障範囲は保険会社によってかなり差があります。
女性疾病の病名を限定して保障する保険会社は、掛け金は安いかもしれませんが注意が必要です。
一方、掛け金は多少割高でも女性疾病に加え、女性がなりやすい疾病まで女性疾病特約でカバーしてくれる保険会社もあります。
女性疾病がついているからと安心せず、女性疾病特約の保障範囲をしっかり確認した上で数社の保険会社を比較することをお勧めします。
仮に、保険加入後帝王切開などの経験をした場合は、帝王切開手術後最低5年間は現在加入の契約を大切に維持してください。