生命保険は帝王切開が保障対象の商品もある!
帝王切開は、胎盤が子宮の出口をふさいでいる前置胎盤、逆子、自然分娩による危険性が高い、双子以上の多胎妊娠、前回の出産が帝王切開だった場合に、子宮を切開して赤ちゃんを取り出す形での出産となります。
女性が帝王切開で出産する可能性の割合は全体の19%というデータが出ていますので、帝王切開で出産となるケースは決して稀なケースではないといえるでしょう。
ほとんどの保険会社が帝王切開に対しては給付金の支払い対象としているので、現在加入している生命保険の保障内容が入院や手術を保障する保障内容であれば、帝王切開になったときには入院、手術に対して給付金を受け取ることができます。
ただし、注意が必要なのは、保険会社によっては保障内容が入院給付金のみのタイプがあるので、事前に保障内容に手術給付金が含まれているかを確認してから加入する必要があります。
1度帝王切開をしたら生命保険に加入できなくなる?!
妊娠中の状態によっては事前に帝王切開での出産となるケースもありますが、出産中に緊急で帝王切開になるケースもありますので、帝王切開に備えるには妊娠前に生命保険の加入を済ませておくことが大切です。
妊娠中の方が生命保険に加入する場合、ほとんどの生命保険会社が引き受ける時期を妊娠27周までとしています。
また、帝王切開を経験した方が生命保険を検討する場合は、妊娠を原因とする入院、手術に対して一切給付金を支払わない、一定期間は支払わないという制約条件が付いてしまう可能性があります。
これらの加入に関する基準や条件は保険会社によって違いがありますので、複数の保険会社を比較するようにしましょう。
もし、1人目が帝王切開で加入している生命保険から給付金を受け取った方は、新たな保険に見直すことによって2人目以降の出産の際に不利になる可能性があるので、この場合は現在加入している保険を続けておく方が無難です。
帝王切開に備える生命保険に加入するタイミングとは
女性が妊娠、出産、帝王切開に備えらるために生命保険に加入するタイミングは、できれば妊娠前に加入しておくのがベストです。
もし妊娠前に加入していなかった場合でも、妊娠27週目までに加入できれば、出産や帝王切開の備えに間に合うことがあります。
ただし、生命保険加入の条件等は保険会社によって異りますし、1人目の出産後何年以内は支給されない、などの条件がある場合がありますので、これらの詳細は保険会社に問い合わせて確認しましょう。
また、保険会社によっては、入院や手術の保障に加えて女性特有の病気、出産に備える専用の商品や、女性特有の病気のときに給付金を上乗せしてくれる特約などもあります。
妊娠、出産や、帝王切開の備えとして生命保険への加入を考える際には、様々な保険会社の商品の引き受け条件などを確認したうえで加入する必要がありますので、保険の無料相談などを活用して専用のFPに最適な商品をチョイスしてもらうことをおすすめします。