団体生命保険ってなに?!
団体生命保険とは、一つの契約で会社に所属している社員全員が一括して加入できる生命保険のことです。
個人で加入する生命生命との大きな違いは、①加入の手続きが簡単、②健康状態の診査がない、③団体で加入するので保険料が割安なところです。
取り扱う商品は、団体定期保険、団体養老保険、団体終身保険、団体信用生命保険などが一般的です。
また、団体生命保険は、セールスマンが営業にくるわけではなく、年一回デスクにパンフレットが配られ加入したい方が任意で加入するスタイルなので、内容を確認しないまま捨ててしまう人が多いのも事実です。
ですが、生命保険の加入を検討する際に、団体生命保険の商品によっては個人で加入するよりお得な保険料で加入できる可能性がありますので、しくみを把握しておくことはとても大切です。
団体生命保険のしくみと特徴
団体定期保険は、契約者が会社となる契約形態で、従業員の加入・脱退は任意となっています。
会社でまとめて取り扱うため、割安な保険料で加入できるので、同じ保障内容でも個人で生命保険に加入するより団体生命保険に加入したほうが保険料が安くなる可能性もあります。
また、健康状態の診査は不要で告知で加入できるので手続きが簡単です。
さらに、配偶者や子どもも加入できる商品もありますし、剰余金が生じたら配当金が還元されたり、退職しても保障を継続できるなど様々なメリットがあります。
ただし、募集時期が一年に一回しかないので、自分のタイミングで加入・脱退できませんので注意しましょう。
一年更新タイプの商品の場合は、保険料が毎年変動してしまいますし、保険金額が決まった金額しか加入できない商品もあります。
団体定期保険に加入するときの注意点
団体定期保険の保険料の算出方法は2パターンあります。
1.平均保険料率
加入者全員の保険料率を平均して保険料を算出します。
年齢は問わず加入者全員が同じ保険料となります。
2.年齢群団別保険料率
年齢範囲ごとにグループを作り、代表年齢を定め保険料を算出します。
年齢が上がりグループの範囲を超える保険料は高くなります。
また、団体生命保険に加入するためには保険会社が定める所定の要件を満たす必要があるので、全ての会社に適用されている訳ではありません。
このように、団体生命保険は商品や年齢次第では個人で生命保険に加入するよりお得になる可能性がありますので、個人で加入する前に一度団体定期保険のパンフレットを確認するといいでしょう。
そして、複数の保険会社の資料を請求して商品を比較してみるか、あるいは保険の無料相談を利用して団体定期保険の内容も含めてアドバイスをしてもらうことをおすすめします。