生命保険とリビングニーズ特約

生命保険にリビングニーズ特約というがあるのですが、この特約の存在を知っている方は非常に少ないのが現状です。

リビングニーズ特約は、医師から余命6カ月の宣告を受けた時、契約している生命保険の死亡保険金の一部を生きてる間に受け取れるというものです。

この特約は、余命までの人生最後の時間に悔いのない時間を過ごすこと、また、経済的な心配をすることなく治療に専念できることを目的として発売された特約なのです。

リビングニーズ特約を利用して受け取れる死亡保険金は、すべての病気・ケガが対象 となります。

また、この特約は全ての保険会社が無料で提供しています。

生命保険に加入するにあたって、このリビングニーズ特約というのは非常に意味のある特約ですので、特約の詳しい詳細や注意点をしっかりと把握しておくことが大切です。

リビングニーズ特約を利用して生前に保険金を受取れる要件は「医師から余命6ヶ月の宣告」を受けた場合となります。

しかし、余命6ヶ月と宣告されてもそれ以上生存する可能性はありますが、その場合でも返還する必要はありません。

リビングニーズ特約で受け取ることができる金額の限度は3000万円までとなっています。

もし、加入している生命保険が3000万円未満の場合は、保険会社の規定に応じた保障額の限度内で受け取れますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

また、保障期間の満了まで一年以内の場合はリビングニーズ特約を利用できなかったり、生命保険の商品によって若干基準が異なりますので、まずは加入内容をしっかり確認をしておいた方がいいでしょう。

さらに、生前に受け取った保険金は非課税となりますが、受取ったお金を残して亡くなった場合は、そのお金には相続税が掛かりますので注意が必要です。

現在販売されている生命保険にはリビングニーズ特約は、ほぼ自動的にセットされていますが、昔の生命保険の場合、営業のミスで付いていない場合も多くみられます。

リビングニーズ特約は平成に入ってから販売された特約なので、15年以上前の契約は付いていない場合があります。

また、最近の契約でも、営業員がセットし忘れていたというようなこともあります。

ですから一度ご加入の生命保険にリビングニーズ特約がセットされているか確認し、もし付いていない場合は、ほとんどの保険会社で途中で付加することができます。

保険料は無料なので、積極的に中途付加をしましょう。

これから生命保険を検討する方は、複数の保険会社の資料を請求して、内容の比較する際にリビングニーズ特約についてもしっかり確認することをおすすめします。

保険の無料相談を利用すれば、専門のFPが詳しく説明してくれます。