上手な保険の組み合わせ方
生命保険には死亡保険、医療保険など様々な種類がありますので、様々な種類の中からライフサイクル別に組み合わせた適切な保障が必要となります。
主な死亡保険の種類は、おおきく分けて終身保険、定期保険、収入保障保険の3種類があります。
また、医療保険には一生涯保障される「終身タイプ」と、ライフステージにあわせて定期的に保障が見直せる「更新タイプ」のどちらかを選ぶことができます。
保障と医療を組み合わせて加入することではじめてトータル的に備えが万全といえるので、自分のニーズや予算、ライフサイクルに基づいて組み合わせることをおすすめします。
ライフサイクルごとの保険の組み合わせ方
生命保険の必要性は、ライフサイクルごとに特徴があるため、必要な保障額もそれぞれ異なってくるため、定期的に見直す必要があります。
ここではライフサイクル別のおすすめの組み合わせを紹介しますので、各ライフサイクルごとの特徴を理解したうえで必要に応じて組み合わせましょう。
独身層におすすめの組み合わせ
独身層には死亡保障は葬儀費用程度の200万円から500万円で十分です。
掛け金を安く済ませたいなら定期保険がおすすめですが、貯蓄機能もあったほうがいいのなら終身保険がいいでしょう。
医療保険は、掛け金が割安な若いうちに終身タイプに加入すると安心です。
責任世代層におすすめの組み合わせ
生命保険の必要性が1番高いといえるのは、子供がいるファミリー世帯の世帯主です。
親の責任として、子供が社会人になるまでは大型の死亡保険と、万全の医療保険が必要です。
たとえ掛け捨てだとしても定期保険又や収入保障保険で大きな保障を確保する必要があります。
予算に余裕がある場合は葬儀費用の備えや貯蓄も兼ねて終身保険をプラスで組み合わせてもいいでしょう。
医療保険も、子供が社会人になるまでの間は特約の内容を充実させることを優先に考え、終身タイプにするか更新タイプにするかは予算に応じてきめましょう。
定年退職後「エルダー層」におすすめの組み合わせ
エルダー層は大きな保障は必要ありませんが、葬儀費用の備え程度の200万円~500万円程度で十分です。
エルダー層におすすめの生命保険は死亡保障は終身保険、医療保障も一生涯保障できる終身タイプがおすすめです。
保険種類ごとの選び方のコツ
ここでは保険種類ごとのおすすめの選び方を紹介します。
1.終身保険は、払い込み満了以降の返戻率が高いと貯蓄性が高いということになるので、色々な保険会社の資料を請求して、各保険会社の返戻率を比較しましょう。
2.定期保険 、収入保障保険の保障内容はシンプルなので、どこの保険会社が保険料が安いかを比較して一番安い保険会社を選ぶといいでしょう。
中には健康でタバコを吸わないなら保険料が安くなるなどの割引がある保険商品もありますので、資料を請求して各社の保険料や割引があるかなどをしっかり比較しましょう。
3.医療保険の特約のバリエーションや、保障内容、保険料は、各社特徴が様々ですので、各社どのような特約があるのかを比較したうえで加入する必要があります。
好みの保険商品が決まってから終身タイプがいいか、更新タイプにするかを検討しましょう。