生命保険の見直しのコツ

生命保険は大きく分けて保障型の生命保険、積立型の生命保険、医療保険に分かれます。

生命保険を見直しする際には、積立は積立、保障は保障、医療は医療と言ったように用途ごとに見直しをするのがコツです。

なぜかというと、積立型の生命保険は一度加入したら目的の期間（満期）まで継続する商品ですが、保障型の生命保険は、ライフステージの変化があれば必要な保障額が変化するので適宜見直しが必要な商品です。

ですから、積立と保障は別々で考えたほうがいいのです。

保障型の生命保険の見直しのコツは、ライフステージの変化が訪れたらいつまでどのくらいの保障額が必要かをきちんと計算して必要な保障額を必要な期間に備えましょう。

医療保険は、医療技術の進化に応じて医療保険の特約の内容が進化していくのが特徴です。

医療保険の見直しのコツは、新しい特約を途中で加えたり、全体を見直しをしながら常に最新の備えを準備することです。

ここではライフステージ別の生命保険の見直しのコツを紹介します。

まず、生命保険を見直しする最初のきっかけはやはり結婚するときでしょう。

今は結婚しても夫婦が共稼ぎのケースが増えているので、結婚した時に世帯主の生命保険を見直しすれば安心とはいえません。

夫婦のどちらかに万一のことがあってしまったら片方の収入がなくなるので残された家族の生活は困ることになります。

ですから、結婚した時には夫婦それぞれが生活保険を見直しする必要があるでしょう。

次に、子供が産まれた時の生活保険の見直しのコツです。

子供が成人し独立するまでの約20年間の生活費や教育費がいくらかかるのかを計算し生命保険を見直すといいでしょう。

次に、マイホームを購入したときも生命保険の見直しのタイミングといえます。

マイホームの購入の時の生活保険の見直しのコツは、団体信用保険の加入有無、借り入れは夫婦共同かによって必要な保障額が異なります。団体信用保険に加入した場合は、団体信用保険ではカバーできない生活費や教育費、家の維持費などを計算して見直しをするといいでしょう。

夫婦共同で借り入れしている場合は、どちらかに万が一のことがあった場合残された方のローンの返済分も含めて必要な保障額を計算する必要があります。

最後に、子供も独立し、定年退職を迎える頃も生命保険の見直しのタイミングといえます。

この時期の生命保険の見直しのコツは、老後生活を考えて保障も医療も一生涯の保障へと見直しするといいでしょう。

このように、ライフステージの変化に応じて生命保険の加入目的は変化します。

ということは、必要な保障額や必要な期間も変化することになるのでライフステージの変化の時には生命保険の見直しが必要になるということになります。

生命保険の見直しの際、今の保険を解約して新しい保険に入る場合がありますが、この場合は、先に解約手続きからしてしまうと万が一新しい契約が成立しなかった場合保障がなくなってしまうので危険です。

新しく入る保険の契約が成立してから解約手続きを行うことがコツです。

今の保険を解約して新しい生命保険に加入することで見直しする際のコツは、まず加入の手続きはなるべく月初めに行うことがコツです。

生命保険の契約は、手続きをしてから成立するまでスムーズにいっても10日前後かかります。

月初めに手続きを行うとスムーズにいけば中旬には成立します。今の保険の引き落とし日までに新しい契約が成立すれば解約手続きができるので保険料の二重払いを防げます。

つまり、新しい契約の加入の時期次第では今の保険の引き落とし前に解約手続きができるので保険料の節約ができることになりますので加入の時期と解約の時期に注目することも生命保険の見直しのコツといえます。